【50代未経験】見学のつもりが3人面接!最後に聞かれた「いつから来られますか?」

私は50歳のとき、未経験から病院の設備管理、いわゆる病院ビルメンへ転職しました。

そのときの面接は、事前にしっかり準備して臨んだものではありません。

私は、病院の職場見学へ行くつもりでした。

そのため、服装はスーツではなく、ポリテクセンターの作業着です。

ところが病院へ行ってみると、3人の方を前にして、そのまま面接が始まりました。

そして、最後に聞かれたのが、

「いつから来られますか?」

という言葉でした。

この記事では、50歳で無職になった私が、職場見学のつもりで病院へ行き、そのまま面接を受け、病院ビルメンとして働くことになったときの話を紹介します。

・面接では何を聞かれたのか
・作業着で行って問題はなかったのか
・資格や職歴について厳しい質問をされたのか
・50代未経験の私が、なぜ採用されたのか

当時のことを、覚えている範囲で正直に書きます。


50歳で約30年間勤めた会社を退職

私は50歳のとき、それまで約30年間勤めていた会社を退職しました。

設備管理の経験はありません。

電気関係の仕事をしていたわけでもありません。

退職後はハローワークへ行き、ポリテクセンターの電気設備科へ通うことになりました。

そこで電気設備の基礎を学び、第二種電気工事士を取得しました。

ただし、電工二種を取得したからといって、自動的に仕事が決まるわけではありません。

当時の私の状況は、次のとおりです。

・年齢は50歳
・病院設備管理の経験はゼロ
・これまでとは違う業種への転職
・ポリテクセンター電気設備科へ通学中
・第二種電気工事士を取得済み

ポリテクセンターを卒業したあと、どのような仕事に就くのかを考える必要がありました。


先生から病院の設備管理を紹介された

そんなとき、ポリテクセンターの先生から、現在働いている病院の設備管理の仕事を紹介していただきました。

私は、

「まずは職場を見学する」

というくらいの気持ちで病院へ向かいました。

正式な面接を受けるつもりではなかったので、服装はスーツではありません。

その日も、ポリテクセンターで着ていた作業着でした。

一般的な転職面接であれば、スーツを着て行く人が多いと思います。

私も、最初から面接だと分かっていれば、スーツを着て行ったでしょう。

しかし、その日はあくまで職場見学だと思っていました。


職場見学のつもりが3人を前に面接

病院へ行ってみると、私が想像していた職場見学とは少し違いました。

気がつくと、3人の方を前にして話をすることになりました。

職場見学へ来たつもりが、いつの間にか面接です。

今考えると、

「作業着のままで大丈夫なのか?」

「面接の準備をしていないけれど、何を話せばいいのか?」

と慌ててもおかしくない状況でした。

しかし、不思議なことに、私はそれほど緊張しませんでした。

見学のつもりで来ていたため、面接用に用意した答えを思い出そうとする必要がなかったからかもしれません。

特別にうまく話そうとも考えていませんでした。

質問されたことに対して、自分が現在やっていることを、そのまま答えました。

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面接で聞かれたのはポリテクセンターの授業

面接で聞かれた内容として覚えているのは、ポリテクセンターの授業についてです。

・ポリテクセンターで何を勉強しているのか
・電気設備科ではどのようなことを学んでいるのか
・資格取得に向けて何に取り組んでいるのか

私は、実際に学んでいた内容について、自分の言葉で答えました。

一方、設備管理の実務経験については話せることがありません。

本当に未経験だったからです。

病院の電気設備、空調設備、ボイラー、給排水設備、ナースコール。

こうした設備を、仕事として扱った経験はありませんでした。

経験していないことを、経験したように話すことはできません。

その代わり、

「現在、何を学んでいるのか」

「次の仕事へ向けて、どのような準備をしているのか」

については、実際に行動していたため答えられました。


資格や退職理由について厳しく聞かれた記憶はない

50代の転職面接では、

「前の会社をなぜ辞めたのか」

「未経験なのに、なぜ設備管理を選んだのか」

「資格は仕事で使ったことがあるのか」

と厳しく聞かれるのではないかと不安になる方もいるでしょう。

しかし、私の場合は、資格や退職理由について厳しく問い詰められた記憶はありません。

約30年間勤めた会社の退職理由についても、詳しく聞かれませんでした。

履歴書には「一身上の都合により退職」と記載していました。

面接では、過去の退職理由よりも、ポリテクセンターで現在何を学んでいるのかという話のほうが中心だったと思います。

もちろん、これは私が受けた面接での話です。

応募する会社や担当者によって、質問内容は異なります。

退職理由や志望動機について聞かれることを想定し、自分なりの答えを準備しておいたほうが安心です。


給料や勤務時間について説明を受けた

面接では、給料や勤務時間についての説明もありました。

残業については、

「まれにあることもあるが、基本的にはない」

というような説明だったと思います。

実際に病院ビルメンとして働き始めてから現在まで、私は残業をしたことがありません。

設備管理の仕事に対して、

「故障が起きたら帰れないのではないか」

「毎日のように残業があるのではないか」

というイメージを持つ方もいるでしょう。

もちろん、勤務先によって状況は違います。

私の勤務先は交代勤務です。

時間になれば次の担当者へ引き継ぐため、私の場合はこれまで残業をせずに働いています。


最後に聞かれた「いつから来られますか?」

面接の最後に、今でも印象に残っている質問をされました。

「いつから来られますか?」

または、

「いつからでも来てください」

というような言葉だったと思います。

細かい言い回しまでは、もう覚えていません。

ただ、働き始める時期について聞かれたことは、はっきり覚えています。

私は、

「ポリテクセンターを卒業してから来ます」

と答えました。

その場ではっきりと、

「あなたを採用します」

と言われた記憶はありません。

そのため、「面接の場で即採用が決まった」とまでは言えません。

それでも、働き始める時期について具体的な話が出たため、

「もしかすると、採用してもらえるかもしれない」

という手応えはありました。

そしてその後、私は実際に、この病院の設備管理員として働くことになりました。

作業着で面接へ行ってもよいのか

私の話を読んで、

「それなら、ビルメンの面接は作業着で行ってもよいのか?」

と思う方がいるかもしれません。

しかし、私はそのような意味で、この経験を紹介しているわけではありません。

最初から面接だと分かっているなら、会社から服装の指定がない限り、スーツなど面接に適した服装で行ったほうが安心です。

私の場合は、職場見学だと思っていたため、ポリテクセンターの作業着だっただけです。

作業着だったから採用されたわけではありません。

また、面接対策をしなくてもよいという話でもありません。

志望動機、職歴、退職理由、取得した資格などを整理し、質問されたときに答えられるようにしておくことは大切です。


採用の決め手は今でも分からない

私は採用されたあとに、

「面接のこの答えがよかった」

「この資格が決め手だった」

と聞いたわけではありません。

そのため、何が採用の決め手になったのかは、今でも分かりません。

考えられるものとしては、次のようなことがあります。

・第二種電気工事士を取得していた
・ポリテクセンターで電気を学んでいた
・先生から紹介していただいた
・約30年間働いてきた社会人経験があった
・質問に対して正直に答えた
・勤務先が人を探していたタイミングと重なった

どれか一つが決め手だったのかもしれません。

複数の条件やタイミングを含めて判断された可能性もあります。

少なくとも、作業着で行ったことや、面接対策をしていなかったことが有利になったとは考えていません。


未経験でも「今やっていること」は話せる

私は病院設備管理の経験について、立派なことを話せませんでした。

未経験なので、当然です。

その代わり、ポリテクセンターで何を学んでいるのかは話せました。

第二種電気工事士を取得したことも伝えられました。

「経験がないから、面接で話すことがない」

と考える必要はありません。

実務経験がなくても、次のようなことは話せます。

・なぜ、その仕事へ進みたいのか
・仕事に向けて何を勉強しているのか
・どのような資格へ挑戦したのか
・これまでの社会人経験をどう生かせるのか
・入社後に何を覚えたいのか

経験を大きく見せる必要はありません。

現在行っている準備を、自分の言葉で説明することが大切だと思います。


資格取得と就職活動は同時に進める

もし私が、

「ビルメン4点セットを全部取ってから仕事を探そう」

「面接で完璧に話せるようになってから見学へ行こう」

と考えていたら、現在の仕事には出会えなかったかもしれません。

私が病院へ行った時点で持っていた主な設備系資格は、第二種電気工事士と危険物乙4でした。

二級ボイラー技士などは、病院ビルメンとして働き始めたあとに取得しています。

50代未経験の転職では、不安になるのが普通です。

・資格が足りない
・実務経験がない
・年齢も若くない
・自分より条件のよい応募者がいるかもしれない
・面接でうまく話せる自信がない

考え始めると、応募しない理由はいくらでも出てきます。

しかし、求人や紹介にはタイミングがあります。

すべての準備が終わるまで待っていたら、その求人がなくなってしまう可能性もあります。

資格の勉強を続けながら、求人を探す。

気になる職場があれば、見学や応募について相談する。

勉強と就職活動を同時に進めることで、仕事と出会う機会を逃しにくくなります。


50代未経験の面接前に準備したいこと

私のように突然面接になることは、あまり多くないと思います。

通常の面接であれば、少なくとも次の内容は整理しておいたほうが安心です。

志望動機

なぜビルメンになりたいのか。

なぜ、その会社や施設を選んだのかを、自分の経験と結びつけて考えます。

これまでの職歴

仕事内容や勤続年数、仕事を通して身につけたことを簡潔に説明できるようにします。

ビルメンと直接関係のない職歴でも、長く働いた経験や周囲と協力した経験は伝えられます。

退職理由

前の会社や上司への不満だけにならないよう、事実を簡潔にまとめます。

詳しい事情を履歴書へ長々と書く必要はありませんが、面接で質問されたときの答えは準備しておきます。

現在勉強していること

取得済みの資格だけでなく、現在勉強している資格や、職業訓練で学んでいることも説明できるようにします。

勤務開始日

在職中、職業訓練中、離職中では、勤務できる時期が異なります。

「いつから働けますか」と聞かれたときに、具体的に答えられるようにしておきます。

まとめ|職場見学の一歩が現在の仕事につながった

私の病院ビルメン面接をまとめます。

・50歳で約30年間勤めた会社を退職
・ポリテクセンターの電気設備科へ通った
・第二種電気工事士を取得した
・先生から病院の設備管理を紹介された
・職場見学のつもりで作業着のまま病院へ行った
・3人の方を前に、そのまま面接になった
・ポリテクセンターで学んでいることを答えた
・最後に「いつから来られますか」と聞かれた
・卒業後、病院ビルメンとして働き始めた

私は、面接で特別に立派なことを話したわけではありません。

作業着のまま、ポリテクセンターで学んでいる内容について正直に答えただけです。

それでも、50歳未経験から病院ビルメンとして働くことができました。

50代からなら、最初から100点を目指さなくてもいい。

60点でも、まず一歩進む。

職場見学だと思って踏み出した一歩が、そのまま面接になり、現在の仕事につながることもあります。

今できる準備をしながら、話があれば実際に行ってみる。

見学できるなら見学する。

応募できるなら応募する。

分からないことは、ハローワークや職業訓練の先生へ相談する。

資格がすべてそろうのを待つのではなく、資格の勉強と仕事を探す行動を同時に進める。

その行動が、次の仕事につながる可能性を広げてくれると思います。