【50代から取る意味ある?】危険物乙4が60代の転職に役立った2つの実話

山田
どうも、ビルメン山田です。

危険物乙4を取得しても、ビルメンの現場で毎日使うとは限りません。

実際、私が働いている病院にも、危険物乙4を持っていない設備員がいます。

それでは、50代から危険物乙4を取る意味はないのでしょうか。

結論から言うと、危険物乙4は、今の仕事だけでなく、60代になって働き方を変えたいときにも役立つ可能性がある資格です。

今回は、危険物乙4を持っていたことで、次の仕事につながった60代の方を2人紹介します。

・ビルメンからガソリンスタンドへ転職した人
・薬品工場を定年退職したあと、ビルメンになった人

進んだ方向は正反対ですが、二人とも危険物乙4が次の仕事へ進む入口になりました。

この記事で紹介するのは、私が本人から聞いた実話です。仕事内容や採用条件は、会社や勤務先によって異なります。

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結論|危険物乙4は60代の働き方を広げる可能性がある

50代から危険物乙4を取得する意味はあります。

なぜなら、危険物乙4を応募条件や歓迎資格にしている仕事があり、60代になって転職を考えたときに、応募できる求人が増える可能性があるからです。

危険物乙4だけで、必ず転職できるわけではありません。

高い給料が約束される資格でもありません。

それでも、資格を持っていたことで、目の前に現れた求人へすぐ応募できる場合があります。

今回紹介する二人も、危険物乙4がきっかけとなり、60代から新しい仕事へ進みました。


実話①|夜勤が不安になり、ビルメンからガソリンスタンドへ

60代になり、ビルメンの夜勤が負担になった

一人目は、私と同じように設備管理の仕事をしていた60代の先輩です。

ビルメンの職場には、夜勤や宿直があります。

若い頃は問題なく働けていても、年齢を重ねるにつれて、

「この先も夜勤を続けられるだろうか」

「夜中にトラブルが起きたとき、一人で対応できるだろうか」

「生活のリズムが崩れて、体調に影響しないだろうか」

と不安になることがあります。

その先輩も、60代になってから、夜勤を続けることに不安を感じていました。

しかし、60代から次の仕事を探すのは簡単ではありません。

給料や仕事内容だけでなく、勤務時間や体力的な負担も考える必要があります。


いつものガソリンスタンドで急募のチラシを発見

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そんなある日、先輩がいつも利用しているガソリンスタンドへ行きました。

そこで偶然、スタッフ募集のチラシを見つけます。

チラシには「スタッフ急募」と書かれ、その応募条件にあったのが「危険物乙4資格者」でした。

先輩は、すでに危険物乙4を持っていました。

そのため、すぐにガソリンスタンドの方へ話を聞いたそうです。

お店もちょうど人を探していたため、その後の話が進み、先輩はビルメンからガソリンスタンドへ転職しました。


資格があったから、すぐに応募できた

先輩から聞いた主な仕事は、セルフ給油の監視、給油許可の操作、機械の使い方が分からないお客さんへの対応などでした。

その先輩が転職したガソリンスタンドには、夜勤がなかったそうです。

転職後の給料は、ビルメン時代より少なくなりました。

それでも、先輩はこう話していました。

「夜勤がなくなって、体調がよくなった」

給料だけを比べれば、以前の仕事のほうがよかったのかもしれません。

しかし、60代から長く働くことを考え、給料よりも無理なく続けられる働き方を選んだのです。

もし危険物乙4を持っていなければ、急募のチラシを見つけても、すぐに応募することは難しかったと思います。

危険物乙4は、先輩が夜勤のない仕事へ移るための入口になりました。

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実話②|薬品工場を定年退職し、危険物乙4を持ってビルメンへ

定年時に持っていた関連資格は危険物乙4だけ

二人目は、薬品工場で働いていた方です。

その方は、60歳で薬品工場を定年退職しました。

前の職場で必要だったため、危険物乙4を取得していました。

定年後も働き続けるために選んだのが、ビルメンの仕事です。

ただし、ビルメンへ応募した時点では、第二種電気工事士や二級ボイラー技士を持っていませんでした。

持っていたビルメン関連の資格は、危険物乙4だけです。


資格が全部そろうのを待たずに応募した

その方は、ビルメン4点セットがそろうまで待たず、まず面接を受けました。

面接では、危険物乙4を持っていることを伝え、ほかの資格についても話したそうです。

すると会社から、

「必要な資格は、働き始めてから取得してもらえばいい」

と言われ、採用されました。

危険物乙4だけで採用が決まったわけではないと思います。

それでも、すでに国家資格を持っていたことは、本人の経験や意欲を判断してもらう材料になったのではないでしょうか。


働きながら二級ボイラー技士と電工二種に合格

その方は、ビルメンとして働き始めたあと、二級ボイラー技士の勉強を始めました。

二級ボイラー技士を取得したあとは、第二種電気工事士にも挑戦します。

電工二種には、学科試験だけでなく技能試験があります。

工具を使って電線を切り、器具へ接続し、制限時間内に課題を完成させなければなりません。

その方は60歳から勉強を始め、仕事をしながら二級ボイラー技士と第二種電気工事士の両方を取得しました。

二つの資格を取得するまでに、約1年かかったそうです。

60歳で新しい職場へ入り、仕事を覚えながら資格の勉強を続ける。

簡単にできることではありません。


危険物乙4はゴールではなく入口だった

その方は、最初からすべての資格を持っていたわけではありません。

危険物乙4を一つ持った状態で面接を受け、先にビルメンとして働き始めました。

そして、仕事をしながら必要な資格を増やしていったのです。

もし、

「二級ボイラー技士と電工二種を取得するまで応募しない」

と考えていたら、就職活動を始めるまでに約1年かかっていたかもしれません。

先に働き始めたことで、給料を受け取りながら実務を覚え、資格取得にも挑戦できました。

この方にとって、危険物乙4はゴールではありません。

次の仕事へ入るための、最初の足がかりになった資格です。


2つの実話に共通していること

今回紹介した二人は、危険物乙4を使って正反対の方向へ進みました。

一人目の先輩 二人目の方
転職前 ビルメン 薬品工場勤務
転職後 ガソリンスタンド ビルメン
転職理由 夜勤への不安 定年後の再就職
持っていた資格 危険物乙4 危険物乙4
転職後の変化 夜勤がなくなった 働きながら資格を追加
資格の役割 求人へすぐ応募できた ビルメンへの入口になった

一人目は、ビルメンからガソリンスタンドへ転職しました。

二人目は、薬品工場からビルメンへ転職しました。

進んだ方向は反対ですが、共通していることがあります。

危険物乙4を持っていたことで、次の仕事へ進むきっかけをつかんだことです。


危険物乙4だけで転職できるわけではない

ここで誤解してほしくないのは、危険物乙4を取れば、誰でも簡単に転職できるという話ではないことです。

危険物乙4は、持っているだけで人生を変えてくれる魔法の資格ではありません。

一人目の先輩は、ガソリンスタンドへ転職したことで給料が少なくなりました。

しかし、夜勤がなくなり、体調面では働きやすくなりました。

二人目の方も、危険物乙4だけで勉強を終えたわけではありません。

入社後に二級ボイラー技士と第二種電気工事士を取得しています。

危険物乙4は、二人にとって完成形ではありませんでした。

それでも、次の働き方を選ぶための入口にはなったのです。


50代から危険物乙4を取る3つの意味

1.応募できる求人が増える可能性がある

危険物を扱う職場では、危険物乙4を応募条件や歓迎資格としている求人があります。

資格があれば、条件に合う求人を見つけたとき、すぐに応募できます。

一人目の先輩のように、偶然見つけた求人が次の仕事につながることもあります。


2.60代で働き方を変える選択肢になる

50代では問題なく続けられる仕事でも、60代になると夜勤や体力的な負担が気になるかもしれません。

そのときに資格があれば、今とは違う働き方を選べる可能性があります。

給料だけでなく、勤務時間や体への負担を考えて仕事を選ぶための材料になります。


3.定年後の履歴書に書ける

定年後の再就職では、それまでの経験に加えて、仕事に関係する資格も判断材料になります。

資格だけで採用が決まるわけではありません。

それでも、危険物乙4という国家資格が履歴書に書かれていれば、

「危険物について勉強した経験がある」

「資格試験へ挑戦して合格した」

ということを伝えられます。


資格は将来の選択肢を残すために取る

50代になると、

「今から資格を取っても遅い」

「あと何年、その資格を使えるか分からない」

と考えることがあります。

しかし、50代で取得した資格が、60代の自分を助けてくれるかもしれません。

今の職場で毎日使わなくても、転職を考えたときに応募できる求人が一つ増える。

夜勤がつらくなったときに、別の働き方を選べる。

定年後に再就職するとき、履歴書に書ける。

資格は、今すぐ使うためだけに取るものではありません。

将来の自分へ、選択肢を残すために取るという考え方もあります。


まとめ|危険物乙4は次の人生への入口になる

今回の結論をまとめます。

危険物乙4は、持っているだけで転職を成功させてくれる資格ではありません。

しかし、50代や60代になって働き方を変えたいとき、次の仕事へ進む入口になることがあります。

今回紹介したのは、次の二人です。

・夜勤への不安から、ビルメンを辞めてガソリンスタンドへ転職した人
・薬品工場の定年後、危険物乙4を持ってビルメンになった人

一人目は、危険物乙4を持っていたことで急募の求人へすぐに応募できました。

二人目は、危険物乙4を一つ持った状態でビルメンになり、働きながら二級ボイラー技士と第二種電気工事士を取得しました。

二人とも、最初のきっかけは危険物乙4でした。

今すぐ役立たなくても、数年後に役立つかもしれない。

危険物乙4は、そんな資格の一つだと私は思います。

もし現在50代で、

「今から資格を取っても遅いのではないか」

と迷っているなら、60代の自分へ資格を一つ残すつもりで、挑戦してみてはいかがでしょうか。

50代からなら、最初から100点を目指さなくてもいい。

60点でも、まず一歩進む。

その一歩が、将来の働き方を変えるかもしれません。

皆さんの中にも、

「資格が思わぬ転職に役立った」

「50代や60代から資格を取得した」

という経験がありましたら、ぜひコメントで教えてください。